
右から
オリヒロプランデュ株式会社 課長 上井 純一 様
オリヒロプランデュ株式会社 課長 小暮 大二 様
オリヒロ株式会社 取締役副社長 鶴田 正貴 様
株式会社アッカ・インターナショナル 代表取締役社長 秀 洋一
株式会社アッカ・インターナショナル マネージャー 林 千博
以前、抱えていた倉庫での課題や改善したかったコトを教えてください。
鶴田 様:センターの人材不足が一番の課題です。数年後には定年退職のスタッフが発生することや、センターの立地もあり新規採用も派遣スタッフも集まりづらい状況です。また、繁忙期の出荷量がセンターのキャパシティを超えており、業務が遅延することも度々あります。自動倉庫は既に活用しておりますが、保管のための活用が主となっており、限られた人員の中で効率化するためには、更なるDX化が必要と考えておりました。

アッカのコンサルティングサービスを知ったきっかけや選んだ理由を教えてください。
鶴田 様:きっかけは、「最先端物流ロボットを見学しませんか?」という倉庫見学会のご案内です。今だから言いますが、株式会社アッカ・インターナショナルとは何の会社なのだろう?という第一印象でした。倉庫見学前に調べて、大和ハウスグループの会社だと知ったものの、正直それ以上のことはよく分かっていませんでした。倉庫見学会のご案内をいただきましたが、どんな現場なのか想像がつきませんでした。
このような印象を抱き、倉庫見学会に行ってみたら衝撃でした。最新の設備やそのロボットを活かし効率的に動くチーム体制に加え、コンサルティングサービスまで提供していることをその場で初めて知りました。
また、私たちと同じように自社でオペレーションを行っているという共通点があったことが、アッカさんのコンサルティングサービスを選んだ最大の理由です。コンサルティングといっても、やはり自分たちでオペレーションをしていなければ現場のことは分からないだろうと思います。実際に現場を運営しているからこそ、私たちの課題や悩みに共感しながら、実践的な改善提案をしてくれると感じました。

実際にコンサルティングサービスを受けて、現場はどう変わりましたか?
小暮 様:サービスを受けた感想としてまず印象的だったのは、「KPIとは?」という基本的なところから丁寧に教えてくれたことです。最初は専門用語に戸惑うこともありましたが、私たちの業務に合わせたわかりやすい説明で、数値の意味や目標設定の重要性を理解できました。また、自分たちで算出したKPIをベースに、適正な出荷量のコントロールができるようになりました。倉庫のレイアウトにおいても同様で、従来はトラックバースの手前まで出荷用の荷物を敷き詰め、狭い中で作業していました。出荷量コントロールを行いながらスペース確保し、開放的な作業エリアを構築することで、KPIの上昇を行い、結果として効率化できる様になりました。この様なアドバイスは、自社だけの視点で気付くことは難しく、まさに目から鱗でした。日々業務を行っていると、通常業務に影響がある事を懸念して保守的に考えてしまいます。特に大幅なレイアウト変更は、現場のスタッフとしても我々管理職も一歩を踏み出すことができませんでした。しかし、コンサルティングを通じて“変化を恐れずに挑戦してみよう”という意識が現場に芽生え、自分たちで判断してアクションを起こせるようになったことが一番の収穫です。

具体的にどのような効果・成果がありましたか?
上井 様:アッカさんにコンサルティングを依頼して1年目、2年目は、驚くことが多々ありました。中でも記憶に残っているのは、アッカさんのコンサルタントは自分の部下の様に弊社のスタッフに接し指導までしていただいたことです。また、一番変化を感じたことは、これまでなかった現場からの業務改善の提案が自然と出てくるようになったことです。コンサルティングを通じて、チーム全体が前向きになり、現場が自発的にアイデアを出して動けるようになりました。これが土台となり、次にその改善をもっとできるのではないかと思っています。一方で、弊社では全国の主要都市に配送センターがありますが、私自身がなかなか現場に足を運べず、それぞれの拠点が抱える課題に十分フォーカスできていませんでした。そんななか、アッカさんのコンサルタントが実際に全国の拠点を回り現場ごとの状況を直接確認しながら、ボトルネックがどこにあるのかを特定していただき、様々な課題に対して、弊社に合った最適解をご提案いただいています。今後も改善がかなり見込めるのではないかと期待しております。

コンサルティングサービスを導入して“これが良かった!”と感じた瞬間を教えてください。
鶴田 様:現場の作業から配送ルート、2024年問題※ など、色々な問題にまで対応していただきました。何をやれば弊社の利益につながるかを多角的にみていただいています。ピンポイントで質問したことに対して隠さずに答えてくれるのが気持ちいいです。一緒にやっていて楽しいし、勉強になります。月に1回WEBで会議しますという手法では、やはり現場には伝わらないし信頼出来ない。それを、アッカさんのコンサルタントは実際の現場に本当に入って、共に汗を流して、現場で直接指導してくれるので、現場の芯まで響くのだと思います。こういった現場に寄り添っている部分がアッカさんの良さであり、他社と差別化されたところだと思います。引き続き、この姿勢を崩さずにサービスを継続して頂きたいと強く願います。
※2024年問題(2024年4月1日からトラックドライバーの時間外労働時間の上限が年間960時間に制限されることで、物流・運送業界に影響を及ぼす一連の問題)

御社が思うアッカのコンサルティングサービスの武器と今後期待することを教えてください。
鶴田 様:大和ハウスグループの一員として、ロジスティクスのネットワークを生かし全国区での相談ができます。必要に応じてグループ会社を紹介いただくこともあれば、一部ではなく大和ハウスグループ全体でサービスを構築できることもアッカさんの最大の武器だと思います。一見コンサルティングサービスというとお客様へ見せるものがないと思いますが、アッカさんは実際の倉庫を見学でき、オペレーションを見せられるのも武器のひとつです。コンサルティング実績もあり、かつ、実際に運営されているオペレーションを見せられるというのは違います。そして、アフターサービスの重要性です。我々も機械を販売しているので認識しているのですが、どのようなサービスでもアフターサービスを受けるところや相談窓口がなければ商品は売れなくなります。その点、アッカさんのコンサルティングサービスは、アフターサービスもしっかりしており信頼できます。これからもアッカさんならではのコンサルティングの強みをいかしたサービスを期待しています。

